キャンドルの色を付ける際によく使用されるのが、染料と顔料です。
皆さんは何色持っていますか?
たくさんの色の種類がありますが、実は赤、黄、青の3色で、白以外の色はほとんど表現できるのです。
染料と顔料どちらを選ぶか
どちらも一長一短です。
詳しく説明しているサイトがたくさんあるので簡単な説明だけ。
<染料>
染料はワックスに”溶け”ます。染料は色が鮮やかに出ますが、退色しやすいです。
<顔料>
顔料は溶けません。溶けているように見えているだけで、粒子まで溶けているわけではありません。また、顔料はしっかり色が付き、退色しにくいです。長期の保管、使用を考えているのなら、顔料がおすすめです。
固形のほか、液体染料と粉末の顔料もあります。固形のものは、ロウの温度がある程度高くないと溶けないですが、液体や粉末のものは、どちらも低温のワックスにも混ぜることができるので便利です。
あ、クレヨンはあまりおすすめしません。芯が目詰まりして火が消えてえしまうことがあります。
おしゃれな色を作る
作りたいと思った色をどうやって作るか、美術系が得意な方からしたら当たり前のことかもしれませんが、意外とわからないものです。
青と赤で紫、黄色と青で緑くらいは知っていても、少し複雑な色となるとすぐにはわかりません。
キャンドル教室で、好きな色を付けてくださいと言われるとちょっと緊張してました(汗)
周りの生徒さんはおしゃれーな色を出していたので、うらやましかったものです。
こんな色が作りたかった!という色の作り方をいくつか紹介したいと思います。青、赤、黄だけで作れます。
最初は加減が分からないと思いますので、少しずつ入れてみてください。
エメラルドグリーン
夏によく使う色です。グレートバリアリーフのようなイメージかな?
青、黄色を少しずつ入れて薄緑を作ります。あとは赤をすこーしだけ加えます。青と黄色をメインに、少しずつ色を加えてみてください。あまり濃くしないようにするのがコツです。
ベージュ
ベージュは他の色と相性が良く、使える色です。例えばピンクとの組み合わせなんてかわいいですよね。
少量の黄色と赤、あとさらに少しの青を加えます。
黄色を少し強くすると、レトロなセピア色っぽくなります。
サンプルは少し濃くなってしまいました・・・。もっと薄いとかわいいですね。
紺
青よりも暗い色で人気がありますよね。青がメインですが、そこへ少しの黄色を入れます。さらに赤も少し入れてみると色に深みがでるかもしれません。
オリーブ色
これもおしゃれに見える色です。緑と黄色が同量くらいでそこへ赤を少し。
まとめ
いかがでしょうか。最後に色出しのコツを少し。
- 3色をすべて使って色出しすると色に深みがでます。
- 少量ずつ入れましょう。濃くなってしまっても薄くはできません。
- 絵具と一緒で、完全に同じ色を再現することはできません。
- 黒も3色すべて使って作りますが、色出しに時間がかかるので、3色のほかに黒くらいは持っていてもいいかも。
- 染料と顔料で真っ黒な色を出すにはかなりの量を使います。真っ黒には液体染料がおすすめです。少量で濃い色が出ます。
以上でした。それでは素敵なキャンドルライフを。