少し上級編ですが、可愛らしいキューブ型のタイルキャンドルの作り方を紹介します。
今回は2色で淡いマーブル模様の柄を作ってみました。
必要なもの
注意!ワックス用に使用した器材は食品用など他の用途には使用しないでください。
パラフィンワックス | ![]() | 本体用:180g 色付け用(2色分):40g(1色20g) |
マイクロワックス(あれば) | ![]() | 10g ひび割れを防ぐため、なるべく入れてください。
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芯 | ![]() | 長さ10cmくらいのを1本 タコ糸でもOK |
座金 | ![]() | 芯を立てるのに使用します。 |
ホーロー鍋 | ![]() | パラフィンワックスを溶かすのに使います。大きくなくても良いですが、3個は必要です。 湯せんの場合は普通の鍋でもok。 |
染料 | ![]() | ワックスに色付けするのに使います。 |
クッキングシート | ![]() | ワックスを流し込む箱を作ります。 |
方眼紙 | ![]() | A4 1枚 |
竹串 | ![]() | 芯を通す穴を開けるのに使います。 |
温度計 | ![]() | ワックスの温度を測るのに使います。 |
計り | ![]() | ワックスの量を計るのに使います。 |
型の準備
方眼紙に、下図のような展開図を書き、5センチ四方のキューブ型を作ります。ワックスが漏れないように、しっかりガムテープで止めます。
方眼紙の残りの部分から、以下3つを切り取ります。
- 5センチ×5センチ
- 4.5センチ×4.5センチ
- 14センチ×19センチ
14センチ×19センチの台紙を使い、クッキングシートでワックス流し込み用の箱を作ります。
箱の作り方について詳細はこちらを参照。
ワックスを溶かす
パラフィンワックスの180gとマイクロワックス10gを合わせて溶かします。
溶かしたワックスで芯を浸し、ティッシュなどでワックスを扱いてコーティングします。芯のコーティングについてはこちらも参照ください。
色付け用のパラフィンワックス20g×2をそれぞれ分けて溶かします。
溶かしたワックスに染料を入れ好きな色に色付けします。
本体用のパラフィン190g(パラフィン180g+マイクロワックス10g)を80度くらいで、クッキングシートの箱に流し込みます。
模様を付ける
一色目を60度前後で少しだけ型に注ぎます。
2色目も同様に60度程度で注ぎます。
これを繰り返し、ランダムに2色を流し込み、好きなように模様を付けます。(色付け用ワックスを全て使う必要はありません。)
切り抜く
ようかんくらいの硬さになったら、5センチ×5センチと、4.5センチ×4.5センチの台紙をワックスの上に置き、カッターなどで切り抜きます。
5センチのものを1枚、4.5センチのものを4枚切り抜きます。スペースが余れば、予備も作っておきましょう。
完全に固まったら、周りの部分を取り除きます。まだ柔らかいうちに周りを取ると形が崩れる可能性がありますので、ある程度ちゃんと固まってからの方が良いです。
5センチ×5センチのタイルの中心に竹串などで穴を開けます。一気に刺すと割れてしまいますので、ゆっくり丁寧に開けてください。
形を整える
切り取った4.5センチ×4.5センチのタイルを、キューブ型に入れていきます。
最終的に下図のように入れますが、厚みや高さを整える必要があります。
温めたホーロー鍋の底を、切り取ったタイルに平行に当てて溶かし、厚さ、高さなど形を整えます。
鍋が熱いので十分気をつけてください。小さなフライパンでも代用できます。
最後に、5センチ×5センチのタイルを上に乗せるので、上も0.5センチほどスペースが空くようにします。
チャンクを詰める
座金をつけた芯を箱の中心にセットします。座金への付け型はこちらを参照。
タイルを切り取ったときの余りの部分を細かく砕き、中に入れます。座金の中心がなるべくずれないようにしてください。
5センチ×5センチのタイルに開けた穴に芯を通します。後でワックスを流し込んでからこれで蓋をしますので、芯を通した状態で、わきに置いておきます。
ワックスを流し込む
タイルを切り取ったときに余ったワックスを40gほど溶かします。
90℃くらいで型に注ぎます。
そそいだらすぐに上からタイルをかぶせます。
このまま固まるまで待ちます。固まったら型を取り除きます。
仕上げとして、もう一度ホーロー鍋を温めて表面を溶かし、整えます。少しの段差ならこれで平らにすることができます。
これで完成です。
上の写真の手前のキャンドルは、奥にあるものに比べて色を濃く仕上げています。
本体用のワックスを流し込んだあと、薄い膜が張るまで待ってから、色付け用のワックスを流し込めば、このようにもう少しはっきりした模様を作ることができます。